熊本市議会 > 2012-06-11 >
平成24年第 2回都市整備分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回経済分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回環境水道分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回総務委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回福祉子ども分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回企画教育市民分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回総務分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回予算決算委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回都市整備委員会-06月11日-01号
平成24年第 2回経済委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回環境水道委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回福祉子ども委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回企画教育市民委員会-06月11日-01号
平成24年第 2回総務委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回企画教育市民委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回福祉子ども委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回環境水道委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回経済委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回都市整備委員会-06月11日-01号
平成24年第 2回予算決算委員会−06月11日-01号
平成24年第 2回総務分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回企画教育市民分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回福祉子ども分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回環境水道分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回経済分科会−06月11日-01号
平成24年第 2回都市整備分科会−06月11日-01号

  • "農商工連携"(/)
ツイート シェア
  1. 熊本市議会 2012-06-11
    平成24年第 2回経済委員会−06月11日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成24年第 2回経済委員会−06月11日-01号平成24年第 2回経済委員会                 経済委員会会議録 開催年月日   平成24年6月11日(月) 開催場所    経済委員会室 出席委員    9名         澤 田 昌 作 委員長    有 馬 純 夫 副委員長         田 上 辰 也 委員     重 村 和 征 委員         紫 垣 正 仁 委員     田 尻 善 裕 委員         竹 原 孝 昭 委員     北 口 和 皇 委員         益 田 牧 子 委員 議題・協議事項   (1)送付された陳情(3件)      陳情第14号「熊本市競輪場外車券売り場設置の件・陳情」      陳情第17号「新市街場外車券販売施設サテライト熊本新市街)の早期開設に関する陳情書」      陳情第21号「「住宅リフォーム助成制度」の実施を求める陳情書」   (2)所管事務調査
                                 午前11時10分 開会 ○澤田昌作 委員長  ただいまから経済委員会を開きます。  今回、当委員会への付託議案はございませんが、陳情3件が議長より送付されておりますので、その写しをお手元に配付しておきました。  それでは、調査の方法についてお諮りいたします。  調査の方法としては、まず報告案件並びに執行部より申し出のあっております報告事項8件について報告を聴取し、陳情並びに所管事務について、一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○澤田昌作 委員長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  まず、総括的な説明を局長に求めます。 ◎多野春光 農水商工局長  ◎坂本純 観光文化交流局長   (総括説明) ○澤田昌作 委員長  次に、報第17号「一般財団法人熊本勤労者福祉センター経営状況について」、報第18号「一般財団法人熊本国際交流振興事業団経営状況について」、報第19号「財団法人熊本美術文化振興財団経営状況について」、以上3件についての説明を求めます。 ◎境信良 首席経済審議員産業政策課長  ◎井本賢一 シティプロモーション課長  ◎松石龍太郎 文化振興課長   (平成24年6月第2回定例会議案に基づき説明) ○澤田昌作 委員長  引き続き、執行部より申し出があっております報告事項8件について、報告を聴取いたします。 ◎田上聖子 商工振興課長   (平成23年度商店街通行量調査<結果概要>について資料に基づき説明) ◎中津茂 競輪事務所長   (熊本競輪場場外車券売場設置に係る意向調査結果について資料に基づき説明) ◎金山武史 農業政策課長   (植木地域農産物の駅(仮称)基本構想について資料に基づき説明) ◎井本賢一 シティプロモーション課長   (都市間交流について資料に基づき説明) ◎仙波英明 観光振興課長   (観光実態調査及びわくわく江津湖フェスタについて資料に基づき説明) ◎村上誠也 スポーツ振興課長   (熊本城マラソンについて資料に基づき説明) ◎平田義男 農水商工局次長   (「行財政改革計画」の進捗状況報告について資料に基づき説明) ◎木下修一 観光文化交流局次長   (「行財政改革計画」の進捗状況報告について資料に基づき説明) ○澤田昌作 委員長  以上で報告は終わりました。  なお、委員より要求のありました資料については、お手元に配付しておきました。  この際、議事の都合により休憩いたします。  午後は1時30分より委員会を再開いたします。                              午後 0時08分 休憩                              ───────────                              午後 1時30分 再開 ○澤田昌作 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより質疑を行います。  陳情並びに所管事務について、一括して質疑をお願いします。 ◆益田牧子 委員  私は、資料2で御報告をいただきました熊本競輪場場外車券売場設置に関する意向調査結果についてお尋ねいたします。  陳情の方も提出もされておりますので、私がお尋ねしたいのは、陳情者は、この書面には書いてありませんけれども、主旨説明の中で、熊本市に対して1,000万円の納付金が生じるということをおっしゃったわけです。それで、先ほどの総括的な意向調査の結果のこの4の熊本競輪場収益見込みというところでは、差し引きということも御説明がありまして、結果的には、熊本市に対する影響ということにおいては、年間では数十万円の増となる結果であったということに結論づけられているわけですけれども、1,000万円と数十万円、これをどういうふうに説明されるのか、その点をお尋ねしたいと思います。 ◎中津茂 競輪事務所長  まず、きょう冒頭、陳情の席でおっしゃったサテライトをつくったときに、売り上げの数%、一応私どもの方では大体2%で今のところ試算しております。というのが、金額的では2,000万円ちょっとになります。おっしゃったのは、施行者である熊本市、そして設置が熊本市ということで、市への協力金と、例えば阿久根市で例にとると、阿久根市に熊本市が今サテライトを持っていますけれども、阿久根市が熊本市に納める売り上げの数%と、逆に阿久根市に対する地元協力金、そういうものを合わせて、私どもは2%程度を見込んでおりますので、先方が言われたのは、協力金という部分を外されて言われたのかなと。  ですから、計算では1,000万円ではなくて、私どもは、今のところ2,000万円程度は収益として見込んでおります。ただ、先ほど御説明したように、今度は熊本競輪場からのお客様が150人ぐらいで、先ほど言ったように、購買単価が1万3,800円ぐらいで、年間280日前後抜けると、それでも二千何百万円ですから、それの差し引きが数十万円の収益というふうな内容でございます。 ◆益田牧子 委員  聞き捨てならないなと思っておりましたのは、そもそもこのサテライトの設置というのについて、市の方から要請があったということをおっしゃいましたよね、24年度のこの競輪とかにあわせて。だから、そこのところがちょっと事実関係を確認したいと思うんです。いかがですか。 ◎中津茂 競輪事務所長  私が着任する前の前所長とか前々所長あたりと、その当時のいきさつの書類が残っておりますけれども、それによりますと、当時、安田さんが、新市街の娯楽施設がたくさんあるんだけれども、パチンコ屋があるんだけれども、そういった競輪等の前売りなんかを持ってきたらどうだろうかというような相談があったというのは事実でございます。ただ、私もいろいろ書きましたけれども、うちから、競輪場から設置をしなさいと言ったというのは、私、当事者ではございませんけれども、市から勧めたというところは、私自身は、そんなふうには引き継いでおりません。相談があったのは事実です。 ◆益田牧子 委員  いかにも自分たちは、この市の要請に基づいて営々と努力してきているのに、賛同が得られないというような主張で来たものですから、そこの事実関係というのは、私は大変大事だと思うんです。それで、熊本市にとりましても大きな収益ということにはならない、むしろ競輪のファン層が減ることにつながるのではないかというようなこの意向調査の結果だと思うんです。  それで、1つ陳情者に共感するのは、新市街へのこの外来客の減少、その点は間違いないと思いますし、それをこの場外車券売り場、公益性のあるギャンブルということが言われますけれども、条例などで、射幸性を大変強くするようなことをするとかいうことになりますと、私は、市の中心部に立地するということには、疑問が大変ありますし、やるべきではないという立場です。  それで、この条件、陳情者の方は、地元の自治会などの同意を得て、約1年間の月日がたったということをこの趣旨の中には書いていらっしゃるわけです。これについては、今回は反対陳情がありませんでしたけれども、前回、前々回と反対の陳情等もあっております。また、市としても、その自治会の対応についての聞き取り調査もされるということを聞いておりますので、その状況がどうなっているのか、また認可についての要件、周辺1キロという自治会の皆さんの賛同ということが、大きなポイントに私はなっているのではないかと聞いておりますので、そこの点を改めて確認したいと思います。 ◎中津茂 競輪事務所長  まず、地元自治会の賛否の状況ということでございます。これは3月議会でも御報告したんですけれども、半径1キロ以内に72の自治会がございまして、私どもの調査結果によりますと、同意されるのが51、反対が17、中立、どちらともいえないという方が4ということで、これは3月段階での調査結果でございますけれども、そういう状況になっております。  2点目の設置の条件、許可の条件、これは、一応、九州経産局の方と協議しておりますけれども、100%同意というようなことはいってはいらっしゃいませんけれども、まずはその半径1キロ以内の自治会の理解を得るというのが大前提というようなことで、私どもが向こうの方に聞いた感触では、反対17という数は、やはり地元の十分な理解が得られているというふうには、ちょっと見るのは困難であるというようなことで御説明を受けております。 ◆益田牧子 委員  やはり熊本市としての基本姿勢も問われていると思うんです。パーフェクトな自治会の同意ということではないけれども、今の現状では理解を得られていないという認識ですよね。それで、さっきこの報告の中で、通行量等の調査結果なども報告されたわけですけれども、城彩苑や熊本城からの通路ということでも、新市街の役割は大変大きいと思いますし、やはり今でも大変少ないですよね、通行量はサンロードに行けば行くほど。そういうところに立地するということが、私は、プラスには働かないのではないかと思うんです。  それで、前局長のときにお尋ねしたら、白紙というようなことで、その当時御答弁をいただいたわけですけれども、熊本市としての基本的な姿勢ということがどうなっているのか、毎議会、陳情にもいらしておりますので、その点はいかがでしょうか。 ◎多野春光 農水商工局長  このサテライトの設置につきましては、きょう陳情もございましたように、一定のいわゆる熊本市の競輪事業に対しての増収になるのではないかということ、それから人通り、にぎわいづくりにも資するのではないかというふうなことはあろうかと思います。  一方、先ほど所長も申しましたように、この設置に当たりましては、いわゆる自治会等々の合意が前提になるというふうなことで、私どもはそう思っておりますので、前回、宮原局長が、この問題については今白紙の状態であるというふうに申しましたが、現段階でもそのような状況だというふうに考えております。 ◆益田牧子 委員  私は、大変、背に腹はかえられないという話も、新市街のお店の方から聞いたことがあるわけですけれども、そういうところに追い込んでいる原因というのは、産業文化会館が、もう3年たっているのに、雨ざらし、日ざらしという状況が、やはり1つは大きいと思うんです。  やはり花畑再開発については、産業文化会館の館長は、今、部長であるわけですけれども、地元紙からの情報だけですけれども、もう花畑再開発自体を大もとから見直すということも出ているわけです。こういう通行量が、ちょっとふえた、減ったという問題だけではなく、やはりこの招いた責任というのは、私は、もうその当時から議会で論議になっていましたよね、経済委員会で、反対の意見もありましたし、私たちも、本会議で何回も取り上げて、大変ずさんな、熟度の低い計画を進めているということで指摘してきたわけです。  それで、当該の委員会でもありますので、マスコミ情報だけで私たちが知るということはおかしいと思うんです。産業文化会館については、熊本市の所管でもありますし、再開発構想そのものが、やはり大きな見直し、もう先行きがないということだと思うんです。だから、やはりそういうものについては、経済の方もかかわるし、私たちの経済委員会としても大変大事なことではないかと思いますので、そういう説明などもしていただきたいと思います。 ○澤田昌作 委員長  どなたが担当されますか。 ◎平田義男 農水商工局次長  先ほど益田委員が申されましたように、産文会館を廃止するときは、私が館長として廃止させていただきました。議会の御理解をいただきながら廃止させていただきました。  当時、花畑再開発計画の浮上が参りまして、改修工事を予定していたところでありますが、花畑の再開発計画によって、中心市街地活性化を図ろう、回遊性を高めようという意図で、新幹線の全線開業というのを直前に控えた中で、地元自治会経済界等の強い要望も受けて、やむなく廃止ということに至ったわけでございます。  しかし、あれから3年余が過ぎております。あそこには入居していただいた方も退去という形になったわけですが、そういった方たちの思い、あるいは地元の商店街の方々の早く実現してほしいという願いもある中で、いまだにあのように空き家状態というのは、私自身、大変心苦しく思っております。  今般、NHKの北側の方へというのが、話が進みつつございますが、それによって花畑再開発自体も見直しというのが必要になってくるのではないかとも思っております。また、桜町の方もあわせて動いておりますので、そういう全体の再開発計画活性化計画の中で、産文会館のあり方、利活用も含めまして、新たな検討が必要になってきていると思っております。ただ、今般の件について、拍車がかかってきているのではないかとも思っております。 ◆益田牧子 委員  でも、産業文化会館経済委員会の所管になるんです。活性化検討委員会等もあることではあっても、やはりすごくこの決定を下した責任というのは重いと思うんです。そのことによって、あそこの30万人の方たちが産業文化会館ホールであるとか会議場とかを利用しておられたわけですから、そういう皆さんがもう行かなくなったという意味もありますので、私どもは、やはり再開という選択肢もあるわけですから、そういう問題でこれからも取り組んでいきたいと思います。  70年以上のそこの市役所の別館について議会でも論議もあっておりますけれども、まだ30年でしょう、できてから。70年選手とまだ半分もいっていない強固な建物ということもありますので、私は、この責任は極めて重大だと思うんです。何でもトップダウンで議会のいろいろな論議も無視して推し進めたというこの結果については、受けとめて反省すると、そしてやはり利活用についても検討していくということを望んでおきたいと思います。 ◆紫垣正仁 委員  競輪場の件なんですが、お聞きしていると、何か私、本質的なところで非常に疑問符が出てくるんですが、競輪事業というのは市の事業ですよね、かかわっている公営事業である。このアンケートとか見ていると、非常にその競輪場も含めて、何か迷惑施設のような扱いのような気がしてきているんです。何でそれを申し上げるかというと、私が、まさに競輪場、今あるところの帯山中学校区にいるというのもあるんですけれども、あそこも中央区ですね。  この競輪場公営競技としてのとらえ方、熊本市は、もう何かこういう姿勢を見ていても、これは、競輪事業というのは、将来的にはもう縮小していってやめたいという意向なのか、そこはどうなんですか。 ◎中津茂 競輪事務所長  競輪事業自体が厳しいということで、例えば全国の競輪場へ行けば、平成3年1兆8,000億円が、平成23年……         (「やめたいという意向なのかどうかだけ」と呼ぶ者あり) ◎中津茂 競輪事務所長  ですから、少なくなっているのは事実ですけれども、一般会計への繰出金も23年2億円やっているということ等を考えますと、私ども、競輪場事業としては、まだ続けて市に貢献したいという気持ちを持っておりますので、売り上げが厳しいという状況は感じておりますけれども、この事業をやめるというような気持ちでは全くおりませんので、そういう気持ちでおります。 ◆紫垣正仁 委員  だから、このアンケートもそうですが、1割弱の人しか競輪に興味を持っていないということはどうとらえるかと、市として、そこが大事だと思いますし、以前ちょっとお話があったときに、私も話しましたが、健全な公営競技としてイメージアップを図る、そういう手だてが足りない部分もあるのではないか、選手会とか地元への話も、前、私も申し上げました。  だから、その辺が中抜きになって、何か今のような議論だけ進んでいくと、私は、決して競輪はばんばんする方でもないですし、絶対あってもらっては困るというような個人的な部分はないんですが、やはり市の事業であるということを考えると、何かその議論の流れに違和感を感じるところがあるんです。  これは、一例を挙げると、競輪場のこの競輪に関しては、市の公営事業公営競技である。皆さん、御存じだからあえて申し上げますが、パチンコとか遊技場、そういうものは民間がされていますが、あれも言うなればギャンブル性はかなりありますよね。そういうものが町なかにもうごろごろありますよね。そこは、見過ごしている、容認、実際あっている状態で、いろいろ反対、賛成が出ていますけれども、白川のこっち側のところには、中央街のところにもいろいろある、それは大人の世界というか。なぜか私は、そういうところは中抜きになって、競輪事業だけが、こうやって批判されることが、ちょっと違和感があるんです。その競輪事業公営競技公営ギャンブル、それとパチンコ屋とか、ほかにもありますけれども、特にパチンコでいいです、それとの違いというのを市の方としてはどういうふうに位置づけされているのか、それをちょっとお答えできる方はお願いします。 ◎中津茂 競輪事務所長  我々が行っているのは、確かにギャンブルという意味では、パチンコも競輪も競馬、競艇も同じですけれども、法律で担保されているのは、そういったギャンブルの中においても、利益をそういった公共施設に還元する、いわゆる福祉の向上等に、そこが、同じギャンブルでも、我々、公営競技の最大のそういったパチンコとは違う点というふうに認識しておりますので、これも、国で議論になったのは、そういった利益も出なくなって、公共の福祉とかにできないような状態になれば、基本的には法の中の趣旨と反するかというような議論も出ているようですので、我々としてはそういった市に貢献できるというのが基本命題と思っておりますので、そこは、そういった民間のパチンコ屋とか、全く違うというふうに認識しております。 ◆紫垣正仁 委員  ですから、私、物事には何事も光と影があるということ、何度かお話したことがあると思うんですが、余りにもその影の部分に、確かに作用・反作用がありますから、子供たちとか、判断力がまだ弱い世代にとっては、非常に考えなければいけない環境という部分で、考えなければいけない要素があると思うんですが、やはりそういう意味では、本質的には私は、パチンコ業界とかも、あと風営法にかかわるような、そういうところも、私は変わらないと思うんです。  ですから、余りにも影の部分だけに焦点を当てて、そこが強調されると、私はおかしな話になってくると思いますし、市の方としても、何か別にどっちかに加担しろというつもりはないですけれども、間違いなくこの競輪事業をやっているわけですから、そこでこの競輪事業の必要性だったり、ことしは、23年で2億円でしたか、その前は3億円、多いときには10億円とか、入れていた時期があるというのも事実ですから、そこの受益だけはしていて、何か光の部分には、焦点を当てずに、取り上げずに、影の部分だけというのに対しては、私はよろしくないことだと思いますし、もうちょっとそこは、市の方としても、別に積極的にこの場外車券売り場を設置するというふうなことに動かなくてもいいですけれども、やはり市民の方々にも説明をしていかないと、これは、突き詰めるならば、これをずっと流れで見るならば、本当に競輪事業自体が何か悪みたいなふうに一般市民も受け取ると思いますし、それならそれで突き詰めて、では熊本市はこれをやめる方向にあるというスキームの中で動いているのならいいのでしょうけれども、それでもないという中途半端な形に私は見えてならないので、そこは、逆に言うなら、パチンコ業界パチンコ屋なんかよりも、市がやっていることなんですから、もうちょっとその辺の市としての立ち位置というのをはっきりして、私はこのことに当たるべきだと思いますが、局長、いかがですか。 ◎多野春光 農水商工局長  先ほどもこの問題に関しての考え方につきましては、やはり私どもとしては、ここに、いわゆる新市街にこういう場外の売り場ができるということで、試算はして、ある程度のうちへの寄与もある。それから、結局その新市街等々の通行量に対しての資するメリットもあるということを私どもは思っていますし、それが、全体として悪いイメージに競輪がとられているという委員の御指摘でございますが、そういうことがないように、またそれとは別に、私どもが競輪のいわゆるPRをしていくというのは、やっていかなければいけないというふうに考えています。  ただ、先ほど申し上げましたように、一方でやはり地域の方々が、それに対して納得ができない、反対だという方も、各自治会の方もあるというのも事実でございますので、今我々としては、先ほど申し上げましたように、この問題については白紙の状態であるというふうな認識を持っているということでございます。 ◆紫垣正仁 委員  余り多くを私ももう言うつもりはないですが、皆さんにしっかり考えていただきたいんですが、何でそれが反対なのかというところも、市が当事者ですから、この競輪事業、しっかり考えていただかなくてはいけないし、今後どうなるかというのは、市の方も第三者というわけにはいかないということをしっかり私もお伝えしておきたいと思います。 ○澤田昌作 委員長  ほかには。 ○有馬純夫 副委員長  今の新しい場外車券売り場、それを設置するかどうかのいろいろな議論ですけれども、今まであったパチンコ店が近所にありますでしょう、あそこのパチンコ店をつくったときには、やはり地域の方々の自治会長か何かの同意というのはあったんですか、それをつくらなくてはならなかったんですか、どうですかね。ここは違う、ちょっと違う、管轄が。 ○澤田昌作 委員長  一般的なので、どなたかお答えできるような方。         (「建築指導の方では」と呼ぶ者あり) ○有馬純夫 副委員長  結局、これが、ほとんど全員が、自治会も、賛成、反対が一人もいないという状況では、いろいろな議論はない、そういうことは起こらないとは思いますけれども、どこまで国が、ここら辺ぐらいまでだったら反対も少ないから、設置しても構わないだろうとか、そんな基準というのはどこら辺を見ましたか、反対がどのぐらいだったら、賛成がどのぐらいで。 ◎中津茂 競輪事務所長  先ほど条件の中でお話ししましたように、完全100%を必要だ、賛成がという言い方は、九州経産局もしていないのも事実です。ただ、72人のうちの二十数%ですか、パーセント的には、26%があるというのが、やはり十分な地元の理解がないというふうな経産局の御判断もあったものですから、我々としても、反対の方の数が、理解になっていく状況があればということですけれども、今の段階では、この状況では私たちもまだ白紙状態であるということでございます。  申しわけございません、数が幾つならという明確なものは、国も持っていないようでございます。 ○有馬純夫 副委員長  国も持っていない。 ◎中津茂 競輪事務所長  明確にはです。 ○有馬純夫 副委員長  明確には、どこら辺で判断したんだろうかなと思ったものだから。  市の競輪の駐在所ではないけれども、別のところということで考えたら、その反対というのもまたどうかと思うし、だからといってその地域の風紀が乱れるというのも、パチンコ屋があるぐらいの繁華街で、風紀が乱れるというのもおかしいものだし、だから今後とも、地元の自治会の了解が多くなれば、また考えてもいいのではなかろうかと思っております。それに関してはその方向でいくのでしょうか。 ◎中津茂 競輪事務所長  ですから、現状では、私どもは白紙ですけれども、いろいろ議論を今いただきましたし、我々としても、そういった住民の方の理解が進んでいけば、私たちも、そこは、白紙からまた前向きに変わるということはあり得ます。 ◆紫垣正仁 委員  わくわく江津湖フェスタの御報告がありましたけれども、1カ月間、初めての試みで、ゴールデンウイークから、私もオープニングに行きましたけれども、くまモンも来てくれて非常に盛り上がって、いろいろな環境型の新しい試み、スマートフォンを使ったような試みもされていて、未来型だなと思って、スタートして見守っていたところなんですが、民間の方々も、ここにもあるように34件参加されていますし、市の主催事業も、13件、計47件ありますけれども、これを多いと見るか少ないと見るかは、いろいろ見方はあると思うんですが、せっかく1カ月ありますから、もうちょっと数があってもよかったのかなと思う中で、ニュースにもなっていましたけれども、蛍を民間で神水の方が一緒に鑑賞会したり、市も6月2日に7時からされていたようなのも、非常に水がきれいではないと、蛍は参りませんし、私も、市民病院のたもとのところ、たまに散歩に行くんですが、人がいないのもありましたけれども、ゆっくりと見させてもらって、こういう貴重な空間が熊本市の中央区という場所にあるんだなというのを改めて再認識したんですが、数点ありまして、ここでも触れましたけれども、本会議でも触れました水前寺まつりです。  水前寺まつりが残念なことに継続できなかったという中で、それを包含するぐらいの気持ちで、このわくわく江津湖フェスタも考えられたと思いますし、私もいろいろやりとりさせていただきましたけれども、水前寺公園、そして参道、水前寺観光商栄会とかふれあい通りとかがありますけれども、そこの商店街ともちょっと私も現地へ行ってお話を聞いたりもしたんですが、確かにお尋ねがあったようなんですが、結果的には余り積極的な参加というのがなかったわけですよね。  フラッグとかを配られて、雰囲気づくりというのには協力されて、よかったのかなと思ったんですが、来年度に向けて、来年もされるということのようですので、その辺の拡充策、ことしやって続けること、またほかに新しいやりたいこと等があれば、ちょっとお聞きしておきたいんです。 ◎仙波英明 観光振興課長  今お尋ねいただいきましたわくわく江津湖フェスタでございますけれども、先ほどの報告でありましたように、非常にたくさんの皆さんにお集まりいただいて、1カ月間、もちろん天候にも恵まれたということもございますが、やらせていただいたところでございます。  今お話がありましたように、商店街の皆さん方の方にもお声かけをしたんですが、いかんせん期間が短かったという点もあるのかとは思うのですが、今回は、商店街、その水前寺の参道商店街であるとか、今お話しになったような商店街方からの御参画はなかったんですが、委員、お話にありましたように、私どもの方でわくわく江津湖フェスタの機運を盛り上げる意味でつくりましたフラッグ、こういったものの掲出については、御協力をいただけたというところでございます。  先般の御報告でお話しさせていただきましたように、今後の課題というふうにとらえる部分につきまして、まず例えば平日でありますとか、そういう部分でのにぎわいをよりつくっていくというふうなことも1つであると思いますし、今、委員お話がありましたように、民間の皆様方にさらなる御参画をいただくというふうなことの取り組みというのも、今後必要なものになってくるというふうに考えているところでございます。
    ◆紫垣正仁 委員  時間がなかったというのもありますけれども、前年度からある程度決まっていた部分もありますので、もうちょっと早目から巻き込んでいくということができていたらなということは思わないでもないのですが、とにかく来年もされるということですので、ぜひそこはお願いしたいと思います。  2点だけ、そのフラッグはことしのやつをまた来年も継続して使うのかどうかというのと、水前寺成趣園、その辺との連携、協力体制みたいなもの、なかなかいろいろ問題があるというのは、私も承知しているんですが、いろいろなMICEのコンベンションシティ基本構想とかにも、江津湖、水前寺公園というのは熊本城と並ぶぐらいの大事な観光資源であるというふうにもうたってありますので、やはりそれが本当に昔のような水前寺成趣園の隆盛、そういうところにつながっていくのかというのが非常に気になるところですので、ちょっとそこをお尋ねしたい。 ◎仙波英明 観光振興課長  委員お尋ねのフラッグの件でございますが、フラッグについては来年も使うというふうなことで考えております。また、水前寺成趣園との連携という部分でございますけれども、今回のわくわく江津湖フェスタの中でも、5月3日だったと思いますが、水前寺成趣園の中にあります能楽堂を使った日舞、そういったものも、これは民間の事業としてやっていただいたというふうなことでございますので、そういう形で、少しずつでありますけれども、連携をとってやっていきたいというふうに考えております。 ◆益田牧子 委員  今、江津湖フェスタのことで紫垣委員の方からありました。それで、動物園についても、入場者数が大変多かったという報告があったわけですけれども、私は、従来、こどもの日だけ無料にするということをもっと広げたらどうかというようなことで提案しておったわけですけれども、子供さんの無料、そして大人についても、4日間については無料ということがありました。これを来年度も継続するということがありますので、こういうものもあわせて継続する。  私は、もう政令市になった熊本市が、熊本市内の子供だけでなくて、県下の子供たちにはいつでも無料で来てくださいというぐらいの広い心を持って接するべきではないかなということも考えておりますので、その点について、また有料化で随分何か頑張って徴収の方が、あっちに走り、こっちに走り、いろいろ誘導されておったわけですけれども、その状況についてお尋ねしておきたいと思います。 ◎本田公三 動植物園長  わくわく江津湖フェスタ期間中、今、委員からお話がありました子供、小中学生につきましては、全期間中、無料といたしまして、植物ゾーンもこれは大人も無料にいたしました。そして、今、委員お話しのとおり、4日間だけ大人も無料、5月12日、13日、それと19日、20日、この4日間だけはもう全園無料にいたしまして、小中学生も昨年度同時期に比べますと55.5%伸びております。それと、大人の方の入園者の方が8万2310名ということで、60%昨年度よりも伸びておりまして、この辺の詳細なデータも今後、引き続きこまかな分析等もいたしまして、さらに検討を進めていきたいと考えております。  それと、駐車場の料金でございますけれども、4月1日から有料化いたしましたが、実はずっとみましたが、駐車場につきましても、大きな混乱とか、当初はやはりフェイストゥフェイスでやっておりまして料金徴収等で戸惑いもございましたけれども、おおむね順調にいきまして、4月、5月合わせて3,425台ということでございまして、収納金額が690万円ほどあがっております。 ◆益田牧子 委員  かなり入場者がふえたということで、分析するということがありました。こういう制度をぜひ来年度実施される江津湖フェスタの方にも生かしていただきたいと思いますし、小中学校の生徒については、他の動物園でも無料のところもあるということを聞いておりますので、ぜひ御検討いただきたいと要望しておきます。 ◆田尻善裕 委員  熊本城マラソンについてお尋ねいたします。  いただいた資料の25ページに、第2回熊本城マラソンについて(案)というのがあるんですけれども、ここのコンセプトを読ませていただいて、私たち、委員会の視察で、先日、東京マラソン財団にお邪魔させていただきまして、お話を聞いて、その計画性とか人材とか哲学とか、いろいろなものに対して、相当納得、やはりこうでないといかんよなと思ったんですけれども、視察して帰って、この熊本城マラソンのコンセプトを見て、担当者の方はどのように思われているのかなと思いまして、感想をお尋ねしたいんです。  例えば、コンセプトの2で、熊本のアピールとにぎわいの創出と書いてあるんですけれども、だれに対してアピールするのかとか、にぎわいの創出とは一体何なのというようなこと、ちょっと具体的に何か考えていらっしゃるのかをお尋ねしたいんですけれども、よろしくお願いします。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  今、委員おっしゃるように、昨年度は、政令指定都市移行記念ということで開催させていただいております。今年度は、ちょっと変わりまして、誕生を契機にということで、誕生記念というふうなスタンスを持たせていただいております。  先ほどコンセプトの中で、資料の25ページの中でもちょっと申し上げましたけれども、昨年度は、先着順という申し込みの中で、非常に期間が短く、県外の方、市外の方の参加というのが非常に少なかったというふうな反省点もあったかと思います。  そのような中で、今回抽せんをさせていただくことで、ある程度の期間、最低1カ月間とか、募集期間を設けますことで、県外あたりの広報活動、またPR活動というのも含めてやっていけるものではないかというふうに考えているところです。  また、それに加えまして、昨年、前日、前々日の受け付け等におきまして、エキスポという形で、協賛の皆さんの展示とか市民会館での催し等もいろいろやらせていただいておりますけれども、これらの反省点もやはり踏まえながら、熊本市のいいところ、またすばらしいところ、新たなイベント等も考えながら進めていければと考えているところでございます。  また、どういった格好でできるか、まだ検討中、今から検討させていただくことでございますけれども、市のほかのイベント等ともやはり連携をとりながらとか、できるのであればそういう体制も、とっていけるところはやっていければと考えているところでございます。 ◆田尻善裕 委員  走りたい方はいっぱいいらっしゃると思いますので、大会自体は成立するとは思うんですけれども、もうどこにでもあるようなマラソン大会の一つなのかなと、東京マラソンの話を聞いて帰ってくると、もうなおさらそういうふうに思ったんですけれども、ちょっとコンセプトが書いてあるけれども、結局、政令市移行で一番ニュースソースになるところで全国ニュースにも取り上げられなかった、それぐらいの価値しかないのかなと。走りたい人はいっぱいいらっしゃるから、大会は成立するだろう、しかしながら何かその考え方をもっとこういうふうな考え方から方向転換させてもいいのかなと。  にぎわい創出にしても、町なかには全然だれもお客さんはいらっしゃらなかったということなので、それに対してですとか、1回やってから2回目をやる中で、ちょっと熟慮する時間がなさ過ぎるのかなと。とりあえず、また2月という季節でもいいのかな、こういう寒い中でいいのかなというのもありますし、そこら辺で、私は一回保留した方がいいのではないかとさえ思うんですけれども、ちょっと一回ゼロベースで考え直した方がいいのではないですか。やるなとは言いませんけれども、長く今からやるのであれば、これはやりながらでもいいですけれども、どうあるべきかというのも、絶えずゼロベースで市役所としても考えながらやっていただきたいなと要望しておきます。 ◆田上辰也 委員  関連ですけれども、熊本城マラソン、東京マラソンのあの財団の理事長の大変なリーダーシップと思い、深く感銘を受けたところです。やはり熊本には熊本らしい財産、金栗四三さんが、あれだけ広く知られて、敬意を払われて、本当にそのために、一つの大会も本当に生み出すことができるようなすばらしい人が、熊本におられるということで、誇りを抱いたところです。  あの理事長のお話をお聞きしている中で、幾つか、何点か、これはというような思いを感じたところがあります。  その1つは、「官主導で、官だけでやっていったら失敗しますよ、やはりそのうち民間に移行された方がよろしいですよ。民間の工夫、発想、それと機動性、それらを本当に有益に活用された方が長続きしますよ」というふうなアドバイスがありました。  今回、熊本城マラソンについても、どうですか、長期的な展望として、どういうふうに描いておられるのか、運営体制についてなど、お聞きしたいということが1点。  もう一点、感銘を受けたのがあるんです。コース選定にあっては、東京都らしさ、江戸らしさをぜひ来た人に感じてもらいたいということで、そのコースの線引きまで配慮されておられたホスピタリティーの高さ、そういうものを非常に感じました。  それから、もう一点、寄附金、寄附を募ってやろうではないかという意識の、志の高さというようなもの、そういうものがあれば、さらに単に参加するだけでなく、人を引きつける魅力というのが出てくるのではないかなという私の感想じみたことですけれども、どうですか、中原さん、一緒に行ったのでお聞きしたいと思います。 ◎中原裕治 観光文化交流局次長  先ほど田尻委員からも御意見いただきましたので、あわせて私の方から少しお答えさせていただきます。  まず、田上委員の件でございますが、私ども、この大会は、もともと民間の方が長年温めていらっしゃって、それを実現するために、実行委員会、市が主体となりましてつくりまして、ことし2月19日に第1回目の大会が開かれたというふうに考えております。ただ、これは、このままある意味、市が中心となって進めておりますので、これにつきましては、東京マラソンの帖佐理事長、お話がありましたように、確かに官主導ということを続けることが本当にいいのかどうか、実現するためにはやはり官の力も必要とは思いますけれども、いろいろな意味で、民間の方のいわゆる知恵とか実行力とか、そういったものも一緒になってやる必要は大変あるのかなと思っております。  実際、実現に向けてということではございませんが、現在も、民間の例えばこの大会を温められていた団体と意見交換もさせていただいておりますし、そういったことについて、少しずつではありますけれども、やりながら私どもと一緒に大会をやっていただけるということが、将来的な理想ではないかと思っているところでございます。  また、コース選定につきましても、これも議会の中でいろいろと御意見をいただいているところでございます。私ども、何も今のコースがベストであるというふうには思っておりません。ただ、これまでも御説明してまいりましたように、やるためには、市民生活への影響あるいは事業者の方のやはり事業への影響、そういったもの、もろもろ考えながらやらざるを得ないというような状況でもございますので、将来的にどういったコース変更が可能なのかということも探ってまいりたいというふうに考えております。  それから、3点目の寄附金の件でございます。確かに、東京マラソンは世界一を目指されているということでございました。私どもも、世界一とまではいきませんでも、できるだけ東京マラソンに、ある意味、熊本市の熊本城マラソンの特徴を持ちながら、運営体制、東京マラソンを学ぶべきところは学んでいかなければならないのかなと思っています。寄附金等のあり方についても、今後ちょっと研究させていただきたいなと思っておるところでございます。  それから、先ほど田尻委員の方から少し御指摘がありました件でございますが、私ども、時間がないと言いながらも、今回47都道府県のうち45都道府県からはエントリーがあっております。ということで、全国津々浦々とは言いませんけれども、かなりのところまで大会開催のPRはできているものと思っております。  そういった観点から、こういったことも、今後どうやったらもっと浸透させてふやすことができるかといったことは、御指摘がありました例えば全国放映ですとか、そういったことも考えなければいけませんし、今回友好都市からもたくさん御参加をいただいています。  そういった輪を広げるとか、そういったことも考えながら、熊本市だけではなくて、もちろん市民、県民の健康づくりというような視点は持ちながら、今回のマラソンを活用して、たくさんの方にいわゆる熊本市を知っていただくというような視点は重要であるというふうに考えておりますし、そういった意味からも、今後、毎年毎年、少しずつ成長できるマラソンを目指してまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆田尻善裕 委員  ぜひ頑張っていただきたいと思います。それと、東京財団の場合が、外国枠というのがありましたよね。うちのマラソンも、そこまでいかなくとも、せめて県外枠とかを1,000なり2,000なりとか3,000なり、もうそろそろ最初にそういう具体的に考えられてはいかがでしょうか。そのお考えはどうお考えですか。 ◎中原裕治 観光文化交流局次長  1回目の大会をやらせていただいて、大きな事故もなくやれることはできたんですが、実はこれで2回目の例えば今おっしゃっていただいた数を仮にふやすとした場合に、本当に安全性が確保できるかどうかというのは、2回目、やはりきちんともう一回検証しなければいけないというふうに私どもは受けとめております。なかなかそこのところで、数をフルマラソンにおいてふやすことについて、現状、自信が持てないところでもございますので、実は9,000のうち県外枠を設けるということになりますと、もちろん私ども、コンセプトの中に、やはり市民、県民の方にも走っていただきたいというのがあります。  それで、もし仮に、これはまだ考え方でございますけれども、県外枠をふやすとした場合には、全体の枠をふやす中で考えていくべきなのかなと思っておりまして、そういうことをしますと、全体の数がふえるものですから、そこについては、9,000人の中で本当に安全に適正にやはり大会ができるかというのは、2回目、もう一回やらせていただいた中で、次のこととして考えていかなければいけないかなと思っているところでございます。 ◆益田牧子 委員  熊本城マラソンについては、私も、東京財団を視察しまして、心意気、そういうのに感銘を大変受けました。先ほどあったようなコース設定のあり方とかボランティアなどについても、大いに学ぶ点があるのではないかと思いました。  そのときに、何か小中学生からすそ野を広げるという問題で、熊本城のクロスカントリーのお話がありましたよね。だから、ちょうど竹原さんもそれにかかわっておられたということもありましたし、これは、生涯スポーツとして、もう少しそういう点も考えていくべきではないかと思いました。  それと、このアンケート、時期が何か遅くなったというのが大変残念だったと思うんです。それで、金栗記念熊日30キロというのは、もうこれまで歴史を数えてきたわけですけれども、これに回答された方が8名ということで、ちょっと少ない人数ではあるけれども、大変辛いですね、点数が。今度参加するかしないかという中でも、参加しないというような方が25%というような数字もありました。  いろいろなこの関係者の方々からも、十分意見聴取して、八十何点だからということに甘んじないで、まだこの回答を寄せられた方というのはほんの一握りだと思うんです。そういう点で、ちょっと気になるなというところがありますけれども、その点はどうでしょうか。 ◎中原裕治 観光文化交流局次長  御指摘をいただきましたランナーのアンケート、陸協からの意見聴取、ボランティアの方、市の職員のスタッフ、それから地元の方、いろいろな方からアンケートあるいは意見を今もいただいていますし、今後2回目に向けていただきながら、できるだけ参加いただいた方あるいは住民の方に大いに理解をいただいて、毎年充実した大会ができるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆田尻善裕 委員  この間、ジェーンズ邸に行ってきたんですけれども、移転の話とかは今どういうふうになっているんですか。 ◎松石龍太郎 文化振興課長  ジェーンズ邸の移築に関する御質問でございますが、今、ジェーンズ邸につきましては、今現在の場所でもう四十数年経過して、非常に傷んでいるというようなところでございます。それで、昨年度、予算をつけさせていただきまして調査して、それについては、やはり全解体修理して保存をというようなところでございます。  その移築場所につきましては、私どもとしましては、創建の場所、そもそもできた場所が第一高校のところでございますので、できればその近くのところでというようなところで、今、移築先の方の検討を進めているところでございます。今年度、市民シンポジウムも計画をしておりますので、その中におきましても、いろいろな市民の方々からのいろいろな御意見も伺いながら、検討を進めていきたいと思っているところでございます。 ◆田尻善裕 委員  今、課長がおっしゃったように、かなりもう老朽化がひどくて、もうそろそろ具体的にスケジュールが聞こえてこないとおっかないなというような感じだったものですからお尋ねしたんですけれども、もしジェーンズ邸を移転した場合に、あそこの横にある漱石の家がございますよね、あそこはどうなるのか、何か考えていらっしゃるんですか。 ◎松石龍太郎 文化振興課長  今の隣接をします旧居の方のということで、当然、ジェーンズ邸が移築ということになりますと、その跡地の利活用ということもありまして、その旧居の方もどうするのかということも、やはりあわせて考えていかなければならないということで、今そちらもあわせて検討させていただきたいと思っております。 ◆田尻善裕 委員  わかりました。 ◆益田牧子 委員  行革のことで御報告いただいた中で、33ページの消費者センター、そして計量についての計量検査所についても、34、民間委託の方向というのが出されているわけですけれども、こういう消費者行政については、今まで市民局関係だったのが、これからこちらの経済委員会の方ということにもなりますけれども、新たに条例をつくって、消費者行政という大きな役割を担うわけですから、これは、大いに私はやはり行政の役割だと思うんです。  この民間委託が進まない理由の中にも、相談員の確保が解消されないとか、そういうことも掲載されておりますけれども、さまざまな相談業務、そしてやはり公正な立場から事業所に対する働きかけをするとか、消費者の擁護ということも大事な役割があるわけですから、こういうものについては、何でもかんでも民間ありきということは、私は改めるべきではないかと思うわけですけれども、県あたりの消費者行政との連携ということもあると思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎田上聖子 商工振興課長  今、消費者センターについてのお尋ねでございますが、消費者センター、確かに民間委託を進めるということで、行政改革の方に書かせていただきましたが、なかなか相手方も見つからず、難航している状況でございます。  現実、ほかの他都市の状況を見ましても、民間に委託している例というのは数少ない状況でございます。ただ、熊本県におきましては、すべての市に、今、消費者センターを確保されて、市町村ごとの相談業務がなるべくたくさん進んでいくようにということで努力されているところでございます。県とも連携をとりながら、消費者行政というのは、進めていかなければいけない部分も大いにありますので、そこら辺は連携をとりながらやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆益田牧子 委員  すごく大事な役割があると思うんです。特に、消費者行政の位置づけということからも、消極的に受ける人がいないということではなく、やはり行政の大事な柱ということで位置づけていただきたいと思います、直営ですると。  そして、また相談員の方についても、大変不安定な身分ということもありますし、やはりこれからの大事な柱ということで、そういうことも含めて御検討いただきたいと思います。 ◆紫垣正仁 委員  フェアトレードシティについて、お尋ね、確認しておきたいんですが、わかっている方もいらっしゃるでしょうけれども、ちょうど熊本市が、アジアで初、世界で1,000番目のフェアトレードシティに認定されて1年がたちまして、先般その1周年記念の事業も行われたようですが、市の方からも担当の方が出席されていたようですが、この1年間の市としての取り組み、またこれからの取り組みについてちょっとお尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか、啓発の部分も含めて。 ◎井本賢一 シティプロモーション課長  それでは、フェアトレードシティに対します市の取り組みについてお答えいたします。  市の立場としては、フェアトレードの思想みたいなものを市民の皆様に周知するということを主眼に置いて活動しておりますけれども、まずは議決後、22年12月に市政だよりにおいて、フェアトレードの広報を行っております。また、23年6月では、熊日新聞の方が、「くまTOMOページ」という1ページ割いて、フェアトレードの広報をしていただいております。また、23年8月には「ニュースレター熊本」でフェアトレードの特集ページを組みましたり、「財界九州」8月号にも熊本市のフェアトレードに対する取り組みの記事が掲載されたりしております。  また、24年3月にはフェアトレードに関するリーフレットを作成しまして、去る6月、今、委員に御紹介いただいた1周年記念パーティーに参加したというようなのがこの1年ちょっとの取り組みですけれども、また1年を迎えたということで、改めて市政だより等の広報にまた努めていきたいというふうに考えております。 ◆紫垣正仁 委員  アジア初で1,000番目というのが幾つか世界で主要な都市でも同時になっているんですが、議会で決議文を出しまして、認定の5条件を備えたということで認定になったわけですけれども、やはりまだまだ、結構広まってきたとは思いますけれども、73万人、熊本市民もふえましたので、根気よく、非常に奥深い概念でもありますし、非常にこれからの未来型の活動でもあると思いますので、それが、日本だけでなくアジアで初めて熊本市が選ばれたということは、政令市にあわせるような形でなったということは、私は非常に貴重なことだと思いますので、これをぜひ熊本市のPRとか、子供たちへの教育、啓発も含めて、しっかりとこれまで以上に取り組んでいただきたい。  なぜかといいますと、本当は、熊本市ではなく、うちがなりたいというところが、全国に名古屋市を初めたくさんあったんですよね。そういうところからも非常に注目されていますので、そういう意味でも、市としてもしっかりと取り組んでいただくことを強く要望しておきます。 ◆田上辰也 委員  フェアトレードというのは公平な貿易という意味ですから、公正な価格というのを大事にしなければならない。その点で、1つ、道の駅、農産物の駅、計画されていますけれども、その価格の設定などは、安ければいいということではなくて、持続可能な農業が営めるような価格設定での意を払っていただきたい、この辺、しっかりと要望しておきます。  ほかにもう一点なんですけれども、もう一つは、行革の計画137ページですが、この中に、スポーツ施設の命名権、ネーミングライツの検討ということで挙がっております。これまで何回か見直しもされていまだ決定に至らない、それなりの事情があろうかと思いますが、これまでの検討経過についてお尋ねしたいと思います。また、このスケジュールについてどうお考えなのか、現状での判断をお尋ねしたいと思います。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  このネーミングライツの導入につきましては、現在、市の総合体育館とアクアドームくまもとの2カ所につきまして検討を進めさせていただいているところでございます。御承知のとおり、民間のスポーツクラブとか、セールス等も実施させていただきますとともに、当然、費用対効果というのも考えていかなければならないということもございますので、ちょっと今、慎重に検討を進めさせていただいているところでございます。  また、御承知のとおり、全国的にはサッカーのJ1とかJ2を持っておりますホームスタジアムとか、そういったところについても、ほとんどがそのネーミングライツという形で名前がついておりますけれども、ただ熊本市のロアッソ熊本だけが、J2でもこのネーミングライツがない唯一の場所になっているというのは確かに事実でございます。  このような中でも、県自体も、KKウイングを初めパークドーム、そして県の総合体育館、藤崎台球場、4カ所、ネーミングライツを出されておりますけれども、これも、現在一つもまだネーミングがついていないというような状況でございまして、私どもの総合体育館もアクアドームについても、まだ導入に至っていないというのが現実でございます。  ただ、政令指定都市になりましたこともありまして、そういう安価な単位でネーミングを出すというのも、非常にどうかなというところもございますので、慎重に検討を重ねながら、そういうスポーツ関係の団体とかクラブ等も含めまして、検討を進めさせていただければというふうに考えております。 ◆田上辰也 委員  市民会館、まだ崇城大学市民ホールというのに、何か違和感、なじめないんですよね。そういう市民はたくさんいらっしゃいます。それで、この間も名前の変更等が出てきたというふうに考えます。やはり熊本を代表する、呼んで誇らしいというようなネーミングであれば、ぜひロアッソにはロアッソスタジアムというふうに呼んで誇らしくなるような活躍を期待したいと思います。  それと同時に、もう一点なんですけれども、慎重にというのは、ネーミングライツといういのは、ずっと市民の皆さんが親しんで読めるようなという形から、慎重に取り組んでほしいということなんですけれども、アクアドームというのは非常に愛称を感じますけれども、熊本市総合体育館、青年会館、もうちょっとかわいらしい名前はできないものですかね。愛称みたいなものを考えていただいて、片仮名語、漢字ばかりの名前ではなくて、平仮名語みたいな本当に何とかスタジアム、江津湖ガーデンスタジアムとか、もうちょっと読んですぐそこだというのがわかるような、あそこにあるんだというのがわかるような工夫も踏まえた上で、ネーミングライツという愛称を本当に市民が親しめるような、そしてここで一点押さえほしいのは、それだけ皆さんが愛称を持って呼びたいということですので、決して安売りはしないでいただきたいという要望を伝えておきたいと思います。 ◆益田牧子 委員  食肉センターの関係についてお尋ねします。  これは、行革の109ページ、110ページというところにも掲載があります。私も、資料でお願いした1ページというところにあるわけですけれども、本会議の中でも自民党の倉重議員の方から、これまでの行政の姿勢ということについて、厳しい叱責ということがあったわけです。  それで、この行革の中でも、私が資料でお願いしている中でも、関係業者との協議とか、そういうことが、また今後の庁内の推進体制というのも連携をとりながら、食肉センター問題の解決を図るということがあるわけですけれども、これまでセンターにということがもう破綻した、プロジェクトができて、これまでもう何年も経過しているわけですけれども、まだ行方がわからないということがあって、今、必要なのは、熊本市として、きちんとしたやはり方向性を定めていくということが大事だと思うんです。  どんな意向をあなたはどこに持っていきますかとか、そういうアンケートなどを見て、大変困惑されているという話も聞いております。この代替施設ということを打ち出していらっしゃるわけですから、業者任せにすれば、大きいところはそれなりの力があっても、小さいところはもうなかなか続けられないということにもつながりますので、ここは、廃止という日程だけはあるわけですけれども、それに向けたきちんとしたやはり市の方針ということを出さないと、これまでと同じような轍を踏むことにつながると思うんです。局長がかわったりされてもおりますので、その点はいかがでしょうか。 ◎大山悟 農林水産審議員  食肉処理施設プロジェクトでございます。ただいまの御質問で、先般、意向調査、これのアンケートの話が今出たかと思いますが、5月8日に、利用業者の皆様方に対しまして、今までの経過の御報告、それと今後の方針決定に向けての考え方、この辺の御説明をしたところでございます。  その中で、今後、利用業者の皆様方の御意向をもとに考えていこうということで、意向調査を行ったところでございます。確かに、今現在、九州管内の既存施設でこういうところがございますが、どこか御希望はございますかというようなことでお聞きいたしましたが、その後、その希望の場所だけではなくて、仮に行きたいという場所がなければ、どういったことを考えてお決めになりますか。  例えば、料金は幾らぐらいだったらよろしゅうございますかとか、距離的にはどこまで、何キロぐらい、何時間ぐらいまでだったらいいでしょうかとか、そういったところまで聞いてございます。  まだ取りまとめ中でございまして、ちょっとまだお示しすることができない状況ではございますが、できるだけ利用業者の皆様の御意向に沿った形で進めていきたいと考えております。 ◆益田牧子 委員  意向調査というと、いかにも何か民主的な手続を踏んでいるかのように聞こえるわけですけれども、これまでのセンターとの協議などを通して、どこがやはり問題なのかということもはっきりしていると思うんです。意向に沿って考えるということは、余りにも私は無責任だと思うんです。なかなかネックになったというのは、もちろん料金とか、いろいろな食肉センターと性格の違いとか、いろいろあるわけですけれども、馬の処理をどうしていくのかとか、例えば親豚についてどうするのかとか、それなら同時にあちらに決めたときは、従業員の雇用が大丈夫ですよというような条件をもとに進んでいったというような経緯もあるわけですから、そういうこれまでの市が困難に抱えている問題をやはり市として、十分協議して方向性を出さないと、意向ということだけで、果たしてこの方向を打ち出すことができるのか、その点はいかがでしょうか。 ◎大山悟 農林水産審議員  もちろん、利用業者の皆様方の今後については、まずは移行先の確保、屠畜の機能の確保、これが一番重要かと思っております。それから、食肉センターで働いておられる方々、こちらの方にも個別面談を行いまして、今後どのようにされたいか、したいかというようなことも聞いてございまして、この辺も今取りまとめをしているところでございます。  例えば、今後も屠畜の業務をどこかでやっていきたいとか、あるいはできれば市の嘱託か何かで雇えないかとか、いろいろな御意見はございましたので、今その辺を取りまとめ中でございます。できるだけ意に沿うように頑張っていきたいとは思っております。 ◆益田牧子 委員  今、意に沿うようにということをおっしゃったわけですけれども、これまで解体作業補助業務とかいう形で熊本市が確保してきた、その金銭問題は、私どもは不適切ではないかという考えも持っておるわけですけれども、そういう中で、この熊本市がちゃんとやはり雇用確保するという基本的な立場を持たないで、今おっしゃるような聞き方というのは、答える方も大変難しいと思うんです。  例えば、25年末ということを出しておられるわけですけれども、その後の例えば移行先というのがはっきり決まらない段階で、個人がどうするのかという答えも、大変出しにくいところがありますし、これまでも熊本市の姿勢としては、働いている方の雇用というのを大変大事に考えて選択してこられたということがあると思うんです。その点はどうでしょうか。 ◎大山悟 農林水産審議員  私どもの目標といたしましては、25年度中の廃止ということを掲げておりますものですから、それに基づいての今後の作業されている方たちの考え方、どういったふうにしたいのかというのを聞いたところでございます。その前には、もちろん十分に御説明した上で、今こういう状況で動いているというようなことを御理解していただいた上で、いろいろ意向の調査をかけたという認識でございます。 ◆益田牧子 委員  この雇用問題というのは、本当に難しい、例えばバスの運転手さんが、今、共同調理場とかへ行って大変苦労されたりしていますものね、やはり高齢になって。だから、手に職、技術職ということもあるわけですから、市として、そういう方々が、同じような職域で働くことができるようにとか、そういうのはやはり大前提として考えていく必要があると思うんです。  意向調査とか、雇用についてもそうですけれども、業者であるとか、そういう関係者に対する意向というのも、先ほど言いましたように、民主的に一見大変見えますけれども、やはり関係の職種としても、プロジェクト以外にも、食肉センターの関係、また衛生検査所であるとか雇用開発協議会であるとか、庁内でもそういう30名近い皆さんがいらっしゃるわけです。だから、そういう方々が、現に業者に接したり仕事をされている方々に接していらっしゃるわけですから、そうやってやはり一堂に会して、熊本市としての基本的な方針ということがなくて、枝葉のようなこととは言いませんけれども、そういうことでは、まとまるものもまとまらないのではないかと思うんです。  すごくこれまで長い時間が経過して、今日を迎えているということでありますので、やはり特段の決意を持って臨む必要があると思うんです。新しく多野さんが引き継いでこられたわけですけれども、いかがでしょうか、もう少し庁内での英知を集める、そして皆さんに、こういう線でいきたいとか、そういうことがやはりないと進まないと思います。 ◎多野春光 農水商工局長  食肉センターの廃止問題についてでございますけれども、これまで畜流センターの方に、いわゆる3畜種の機能を一体的に移転したいということでやってまいりました。  その前提としましては、もちろん利用業者様方々の御意見も聞きながら、一定の合意をとりながら進めてきたところでございます。しかし、今回、畜流センターとの3畜種一体的な機能確保については、なかなか難しくなったということで、この前も集中審議をいただいたときに申し上げましたように、これまでの反省を踏まえると、もう少し利用業者様方の意向を我々の考えに入れるべきではないか、そこをやはり丁寧にやるべきではないかというふうな反省もございまして、今、意向調査をやっているということで、相手の方々にいわゆる方向性を押しつける、そういうことではありません。  利用業者様が、今後こちらの方で、やはりぜひ屠畜はやりたいというところの希望をかなえられるのが、一番ベストではないかというふうには思っています。そういう意味では、1つのところに決まったから、多くの方々が希望されるから少数で、いや、我々はあそこには行きたくないんだという方々をそこに強制的に促すということは考えていません。  一つ一つ丁寧にやるということであれば、そういう少ない屠畜をされている業者様についても、その御希望のところに、我々は、お話を持っていって、お願いできないだろうかということをやりながら、一つ一つ畜種もそうですが、各業者さんたちの御希望もかなえながら、機能確保を図っていきたいということでございますので、先ほど委員がおっしゃったように、我々が、その方針を決めず、ただ希望だけということでもございません。やはりそれはある程度お願いする、そういう意味で、今、利用業者と意見を聞いておりますし、またいろいろな協議を今後も続けていきたいという姿勢でいるところでございます。 ◆益田牧子 委員  例えば、馬の問題ということが一番やはり皆さんは心配なところもあるわけです。結局、畜流センターについても、市としては、建物はオーケーですよ、あとは業者の皆さんがそれぞれ運営してくださいねというようなことが結局できなくなった、それは無理もあったと思う、計画そのものに。  そうであれば、その馬の問題というのは、具体的にはもう実際されているのは民間しかないですよね、この県内というところを見ても。だから、そういう問題についても、具体的に市としても選択肢に入れて検討するとか、そういうことまで考えておられるということですか。 ◎平田義男 農水商工局次長  馬につきましては、委員が申されましたように、今、既存施設が熊本に1つございます。ただ、いろいろな県内でもそういう馬についての動きというのもございます。現在、牛と豚の方をやや先行して、意向を取りまとめさせていただきながら進めさせていただいているところでございます。馬につきましては、若干、整理しなくてはいけない課題というのがあるところでございます。  ただ、馬につきましては、熊本県の伝統的な食文化でありまして、貴重な観光資源でもありますので、私どももきちんとその機能代替の確保はしなければいけないと思っております。ただ、今、馬の置かれた状況というのが、若干、冷凍の問題もございまして、頭数も減っております。  ですから、今後、業界全体の発展とか、あるいは観光面、経済の振興、さらには費用対効果等々、いろいろな多角的な視点から検討を行わせていただいて、馬については県との協議というのも当然必要になってまいりますので、県関係者等々を含めまして、慎重に検討していきたいと思っております。 ◆益田牧子 委員  県との協議とおっしゃいますけれども、私も、県がどういう考えを持っていらっしゃるのかなと思って、実際お話を伺いに行ったこともあるんです。そのときは、極めて何か冷たかったですよ。それでは、市と一緒にやろうではないかとかいう意気込みは全然なかったですものね。  だから、今どこまでその後、展開しているのかなとも思いますけれども、すごく関係の方も多いところでもあるわけだから、意向調査を踏まえ、次の9月議会に向けて、皆さんが、ある程度整理して、こういう形で進むとかいうのがないと、もう24年というのは半分過ぎてきたわけですから、25年というなら、もうあと1年という中で、それならば今の食肉センターについても、できなかったらば、ある程度きちんとそれまでは、処理ができるような設備の確保というような問題も出てくるわけですから、もう少しやはり現実的に庁内で論議を深めていただいて、今度の9月議会については、具体的なプログラムということを出していただきたいと思います。 ○澤田昌作 委員長  ほかには。 ○有馬純夫 副委員長  小さいことですけれども、何点かお聞きしながらいきたいと思うんですけれども、まず1点は、アクアドームの今の活用の中で、年間で、今、社会教育振興事業団ですか、そこで例えばプールから、それからフロアに移るときには、改装、それがあり、今度はフロアからまたスケートでしょう。スケートからまた今度プール、そのサイクルなんですけれども、大体それぞれ幾らずつぐらいかかっているのか。それは、年間でまず幾らで、それぞれの改装が幾らなのかというのをちょっとお聞きしたいんです。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  今、委員お尋ねの件ですけれども、今、社会教育振興事業団の方でやっていただいております。  まず、お伺いされましたプールからフロアに関しましての転換ということになるかと思いますけれども、大体650万円ほどの費用がかかっております。また、次にフロアからアイススケートに転換する場合に870万円前後、そしてアイススケート場からプールに転換する際に、大体580万円程度の費用がかかっております。  これにつきましても、私どもも、コストの削減に向けて、今真剣に調査しながら、またかからないような方法でできるような体制というのを考えているところでございます。 ○有馬純夫 副委員長  プールからフロアの650万円ですけれども、フロアの時期というのは何カ月なんですか。
    村上誠也 スポーツ振興課長  フロアの時期ということでよろしいですか。 ○有馬純夫 副委員長  フロアを使って、いろいろな種目、活用される方々の期間です。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  基本的には、大体12月下旬ぐらいから3月いっぱいぐらいがフロアとしての期間になるかと。 ○有馬純夫 副委員長  3月。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  すみません、申しわけございません。  10月から大体12月ぐらいの期間になるかということになっております。 ○有馬純夫 副委員長  10月から12月まで、たった2カ月ですよね。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  そうですね。大体、バレーボールとか、そういった形のスポーツで利用させていただいているという状況でございます。 ○有馬純夫 副委員長  そのフロアの施設というのは、他の近辺の施設で、例えばそれを受け持つということはできないんですかね。ということは、どういうことかといいますと、このフロアの方に変換するたった2カ月のために650万円というのが果たしていいのか、そして今アイススケートの中でも非常にカーリングというようなブームもあっております。そうしたブームも考えるなら、もうプールとアイススケートの2つを利用していった方が、金もかかることはないし、非常に効率的な運営ができるのではなかろうかと思いますけれども、いかがですか。 ◎村上誠也 スポーツ振興課長  ただいまの件で、プールとスケート場だけでということで、フロアの利用が2カ月だけであれば、これだけの費用ということかと思いますけれども、私どもも、先ほど言いましたように、指定管理という形でお出しさせていただいている部分でもございますので、今後、状況等も調査しながら、今おっしゃったような形での対応が可能なのか、またカーリング等でも使うことができるようなフロアがとれるのかといったようなのをやはり調査する必要があるかと思いますので、検討させていただければというふうに考えております。 ○有馬純夫 副委員長  しっかりその件で、もういろいろ使うよりは、プールとアイスでいった方がいいのではなかろうかと思いますので、しっかり検討していただきたいと思っております。  それから、すみません、またちょっと続きますけれども、これはどなたの委員もおっしゃったし、うちの公明党の浜田議員も言った花火の件ですよね。  ここにおられる委員方も、この花火のことはいろいろ話されました。これとマラソンと比較するとおかしいかもしれませんけれども、どうしても花火をできないという執行部の理由は、恐らくお城でやった場合は、仮に一人でも重傷の方とか亡くなる方が出てきたら、もう私たちの首がない、局長や市長の首がもうないという状況で、この危険のもとで多分中止をされたのではなかろうかと思いますけれども、そうした中でマラソンというのは、全部、市のマラソンのような形でのお金を民間にいろいろなところから寄附しながら、市も寄附しながら、主体者を民間にさせていきながら、例えば江津湖でもやるし、熊本城でもやる。  熊本城は、また別に花火専用の入場料を特別に高くして設定しながら、民間にさせるというような方向で、できないことを前提とした考えではなくて、どうしたらできるかということを考えてはおられませんか、そこをお聞きしたいんです。 ◎仙波英明 観光振興課長  花火の開催についてのお尋ねでございますけれども、昨年来、何度も花火についての各委員からの御質問をいただいているところで、たびたび内容については重なった内容になるかとは思うんですが、これまで安全性の確保という観点から、熊本城での花火の開催の継続について、いろいろ御説明をさせていただき、安全性の確保は非常に難しいというふうなことで、昨年の花火大会は中止というふうな形でお話をさせていただいたところでございます。  そのほか、ニュースカイホテルの前でありますとか坪井川の緑地でありますとか熊本新港でありますとか上江津湖、下江津湖、そういったところについても調査をやらせていただいたんですが、どうしても今までの規模の大会というものについては、安全性の確保であるとか、そういった保安距離の確保ができないということで、難しい状況であるというふうなことをお話しさせていただいているところでございます。  ただいま委員お話しのように、ではこれから全くやらないのかというふうな部分については、今後私どもとしましても、新たな展開というものが出てくるのであれば、そういったものは模索していきたいというふうに考えているところでございまして、ただいま委員お話にありましたように、例えば熊本城内の料金、そういったものが花火に合わせて料金を変更する、これはまた入場料になりますと、ちょっと条例上の関係とかが出てくる部分もありますけれども、そういうものは一応置いておきまして、いろいろなことから多方面に考えていきながらやっていきたいと考えているところではございますが、現状では非常に難しいというふうなことでお話しさせていただいているところでございます。 ○有馬純夫 副委員長  そこの主体者が今のところ市ということであるから非常に難しいと思います。そういう枠を外して、市はお金を出す、民間に一切の運営は任せるという流れをつくりながらできる、政令市もなって、もう花火も上げられないというのは、1つは、まちの振興に、この経済委員会が何のため市の発展を考えるかということで大事なことだと思いますので、しっかりやはり汗をかいてください。お願いします。  それと、もうあと一つなんですけれども、熊本城の問題で、私はちょっと議会質問したことがあったんですけれども、今回はジェーンズ邸が移転されます。どこかも考えなくてはならない。また、NHKがこうやって移転する、ではその後、跡地をどうするか。  そうした問題も含めて、非常に個別のことを言うと、いろいろな各所から反発を買うかもしれませんけれども、熊本城の中には、例えば第一高校があるわけです。藤崎台の野球場もある。また、そして加藤神社は別にしても、ある神社が2つある。その神社は駐車場で経営をやっているとかいうような状況です。そうしたその熊本城の中に、特別史跡の中にそうした施設を今後とも熊本市としては容認していくのか、またしっかり移転を考えながら、その跡地を本当に考えていくのかということで将来の計画として考えていくのかどうか、ちょっとお聞きしたいです。 ◎松石龍太郎 文化振興課長  今、委員お尋ねの熊本城の跡をどういうふうに整備は考えていくのかというところでございます。  これは、ちょっと歴史的なお話をさせていただきますと、まず昭和57年に熊本城の管理計画をつくらせていただきまして、今それから約30年近くたとうとしておりますので、昭和57年に、当時、教育委員会の方で、熊本城の管理計画を策定しております。  その中におきましては、基本的にはその熊本城の特別史跡を拡大していくというふうな方針でおります。その方針につきましては、基本的には今も変わりはございませんが、その当時からもう30年近くたってございますので、いろいろな状況変化等もございますので、24年度から3年の計画で、新たに今その計画の見直しを熊本城総合事務所の方と一緒に私どもの方でさせていただく。  その中で、しっかり熊本城熊本城跡、やはりこれは熊本のシンボルでございますので、それをどういうふうに保存整備していくか、そして活用していくのかというようなところを改めて検討させていただきたいと思っているところでございます。 ○有馬純夫 副委員長  しっかり熊本城の本来あるべき姿、いろいろな施設ができているのはどんなものだと思いますので、検討委員会など、しっかりそこで考えていただきたいと思っております。  それともう一つは、熊本城の天守閣のところに、以前、本丸御殿をつくった仮設がありましたでしょう、本丸御殿をつくったときの仮設、スロープ、仮設スロープ。  あのときの答弁は、そういう文化財の方々が、あの熊本城の景観を守るためには、とてもああいうのは許せないということが、そういう答弁でした。しかしながら、危機管理という目的からするならば、熊本城の見学の方々が、本当に安全な形で逃げる、避難するということを考えれば、仮設のスロープというのは、そういう面で非常に大事になるのではなかろうかと思うんですけれども、これは、今すぐ答えは出ないと思いますけれども、どっちが大事なのか、人間の生命が大事なのか、文化財のその形が大事なのか、そこはしっかり今後考えていただきたいと思います。どうですか、そこら辺は。 ◎松本祐一 熊本城総合事務所長  今、委員おっしゃるように、生命はもちろん大事でございます。それとあわせまして、やはり特別史跡としての位置づけもありますものですから、そういった総合的に考えていきたいと思います。 ○有馬純夫 副委員長  しっかり学者の方々に負けることなく、しっかり頑張っていただきたいと思います。 ○澤田昌作 委員長  ほかには。 ◆北口和皇 委員  熊本城跡地利用も非常に大事なことだと思います。しかし、このたびNHKが中心市街地に来ていただくことの経済効果、できたらスカイツリーとまでいかなくても、ちょっと何か見てみたい、行ってみたいというようなテレビ局は観光資源に結構なっておりますでしょう、東京なんかでは。どこのテレビ局も観光客が行ってみたいと思われるような場所にありますので、せっかく中心市街地に来ていただけるなら、経済効果がもたらされる、行って見たいNHKというような感じでつくっていただけないかなと思っておりますので、ぜひ協議の際はそういったこともお伝えしていただきたいな、経済効果がもたらされる、集客力のあるようなものにならないかなとひそかに思っておりますので、ぜひお願いいたしたいと思います。 ◆益田牧子 委員  私は2点ほどあります。  資料1の1で都市間交流について御報告いただいて、フランスのエクサンプロバンス市との交流というのは、この経緯にありますように、1984年から今日までさまざまな交流、民間での交流ということがかなり続けられてきたわけですけれども、蘇州国家高新区については、上海事務所が開設されたということで、本年1月13日に交流の申し出があったということで、今後のスケジュールにおいては、7月中旬に協定をするということがあるわけです。  ホームページ上でしか私も情報ということは得ることができませんでしたけれども、かなりハイテクが集積しているというようなことで、かなり日本の企業も多いとか、先ほど御説明いただいたわけですけれども、熊本市としてのどういう形の交流というのを今後検討していらっしゃるのか。  この具体的交流内容というのは、時系列にいろいろこういうことだというのがあるわけですけれども、文化的な交流とか、環境面でお互い交流しようとか、そういう目的というところをかなり急激な話がとんとん拍子ということもございますので、もっとやはり交流を深めて、協定ということにいくのが筋かなという気もしますので、その点を1点お尋ねしたいのと、陳情にありました住宅リフォーム制度については、資料等も出していただいております。かなり九州の県庁所在地でも進んで、熊本県下においても、昨年、ことしと実施されているところも出ております。  人吉市も5月1日から募集を始めたということと、鹿児島市のホームページを見ましたけれども、もう当日の受け付け初日の早朝に予定件数に達したということで、新たにまたこの申し入れの受け付けを行うというようなことがこの支援サイトの中にも出ております。今まで、さまざまな理由をつけて、できない理由を言っていただいておりましたけれども、やはりこういう状況なども具体的に踏まえて、政令市になって、ほかの他都市では、鹿児島が3億円ということですし、佐賀では2億5,480万円、市の独自予算でこちらも3億円という形でされております。  熊本市としても、経済波及効果が大変大きいと視察でも調査してまいりましたので、その点についても検討いただきたいと思います。他都市の調査も、市長の答弁では実施するということがありましたので、具体的な計画があれば御報告いただきたい、2点です。 ◎井本賢一 シティプロモーション課長  蘇州国家高新区との交流に関するお尋ねについてお答えいたします。  確かに、今回の蘇州国家高新区との関係につきましては、上海事務所開設の効果だというふうには思っておりますが、委員が御指摘のとおり、精力的に交渉を重ねてきた結果ではあるんですけれども、非常にもしかしたら短期間での流れということで、そういうふうに見える向きもあるかもしれません。  しかしながら、協議を重ねていく中で、資料にも書いておりますとおり、非常にやはり企業が多く、企業の視察、研修旅行とかの機会が非常に多い。また、修学旅行等にも、今非常に日本に目が向いているというようなこともございまして、おつき合いの時間は、まだ非常に確かに短いところはあるんですけれども、非常に今後の交流の成果が期待されるということで、今回そのような方向で準備を進めているところです。  その後つき合いが深まっていく中で、環境とか文化の方面、そういった方でも関係が深めていければ、そのように対応していきたいというふうに考えております。 ◎境信良 首席経済審議員産業政策課長  一般向け住宅リフォーム制度についてお答えさせていただきます。  この制度につきましては、委員からこれまでたびたび御紹介いただきましたように、きょうの陳情の中でもございましたように、全国の自治体で400を超える自治体で導入されているということで、私どもも、この一般向けの住宅リフォーム制度、決して否定するものではございません。ただ、基本的にはこれまでお答えしてきましたように、政策誘導目的なしに公金を投入することについて、慎重であるべきではないかということで考えております。  それで、これまでもお答えしましたけれども、本市においては、5つの制度、政策目的に合った制度ということで、介護、高齢、障がい、耐震等の5つの制度があるわけでございますけれども、例えば23年度の実績を見ますと、件数ベースで15%ぐらいの伸びを示しておる、多くの方に利用いただいているということでございます。  そして、平成24年度の予算におきましても、前年度よりも5.5%の増ということで、ふやしていただいております。こういう中で、私どもとしては、建築需要の環境を図っていくことで、地域経済の活性化を図っていきたいと考えております。  それと、お尋ねの2点目の視察の件でございますけれども、今回、前回の3月のときにちょっと御答弁させていただきましたけれども、都城市の件につきましては、実際、きょう現在ではまだ行っておりません。といいますのも、なかなか相手との日程が合わず、現時点でできていないということで、決して行かないということではございません。  委員からも御指摘いただいたように、こういう他都市の調査をする場合、電話だけでなくて、生の声を聞くということは、やはり経済サイドの現場におります私どもとしましても非常に重要だと思っております。そういったことで、これからも、政令市、中核市、その他県内の自治体等の情報収集には努めてまいりたいと思っております。 ◆益田牧子 委員  今までどおりのことも言わないと、気が済まないという感じでおっしゃったわけですけれども、他都市も熊本市のような事業はやはりやっていらっしゃる、また併設でやるということで、今既存の制度ということもあるわけですけれども、建設業者の方は、畳であるとか塗装であるとか、さまざまな業種におられて、今の枠の中ではなかなかお仕事がないという状況でもあります。政策というのは、地域経済の振興と住環境の向上と立派な政策のもとに他都市でも取り組んで、県下でも広がってきた事業ということもありますので、ぜひ私は、補正でも上げて実施するとか、そういう意気込みで取り組んでいただきたいと思います。 ○澤田昌作 委員長  ほかにございませんか。 ◆北口和皇 委員  先ほどちょっと食肉センターの件が出たんですけれども、これは9月に不用額で出されるんですよね、決算委員会の方で。これは、一般会計ではなくて、財政調整基金の中から12億円を出すということだったんでしょうか、財調取り崩しということではなかったんですか。 ◎平田義男 農水商工局次長  これは一般会計からです。 ◆北口和皇 委員  では、また9月にやります。  ひご野菜と肥後六花についての存続ということについては、具体的にどのような施策を講じておられますか。 ◎金山武史 農業政策課長  ひご野菜についてお答えします。  ひご野菜につきましては、以前ひご野菜の関係で事業を行っておりましたけれども、こちらの方、現在ひご野菜そのものとしては、事業は終了しております。かわりまして、今年度からこだわり野菜流通促進事業というものを始めておりまして、この中でひご野菜も含めました熊本の非常に価値の高い野菜、できるだけそれを欲しがる方たちに使っていただく、結びつける実験事業を開始するところでございます。 ◆北口和皇 委員  気がつくと、肥後六花もひご野菜も存続できなかったということにならないように、中長期的なビジョンを持って、肥後六花もそれぞれの団体がやっていますので、きちんと連携がとれるような施策も講じていただきたいし、ひご野菜についても、教育委員会とも連携をとって、ひご野菜の日というのが、意見の集約ができないままできているようですけれども、啓発も含めて、やはりきちんと残していくための努力、具体的な施策が必要だと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  農業委員会についてなんですけれども、補助委員の決定というのはいつなされますか。 ◎千原泉 農業委員会事務局副事務局長  実を言うと、補助委員という形で、今、委員の方に推薦をお願いして、あした早速、研修会を行いたいというふうに今思っております。  実はこの内容につきましては、今御存じのように、農業委員会、政令市移行に伴って、4つあった農業委員会が今1つになっております。農業委員が、総勢113名いらっしゃったのが今49名に減っているという中で、農業委員の仕事を補完していただくということで、農区から1人ずつ御推薦をいただいております。それで47名です。  ただ、農業委員が激減した地区がございます、それは合併3町です。ここには、13名が残りますので、各町の方で手当てしていただいて、総勢60名を今お願いしているところです。現在、今推薦をいただいているのが59名でございます。もう一名で60名になるというのが現状でございます。 ◆北口和皇 委員  画図地域から陳情が上がっているんですけれども、役員会でも総会でも、農区と協議して、農区の意向を聞いて、補助委員の決定をするということになっておりましたけれども、全く農区と協議もせず、所島地域から農業委員が出ていて、なおかつその所島の農区長を出すという、大農区長からのかなり厳しい陳情がきょうもあっていまして、農区と全く協議がなされていない人を認めないでほしい。所島からだけ2人出ているので、大農区からしてみると、要するに下無田、上無田、重富、画図地域の上江津、下江津といった全地域を網羅するためには、きちんと農区との協議がなされていないまま、農業委員が勝手に自分の地域の農区長を推薦しているということで、けさも、きのうも、かなり農業委員にも抗議され、農業委員会事務局長にも出向いていって抗議されたけれども、そうして推薦された人を認めないでほしいということでございますので、そのようにしていただきたいと思います。  農区できちんと協議するということで、もう一度、協議を大農区長にゆだねて、農区で意見の集約をして、出していただくというふうにやってください。 ◎千原泉 農業委員会事務局副事務局長  今、委員おっしゃったように、確かに画図地域からは、1人、今推薦をいただいております。先ほど日程を申し上げましたが、あした、その認証式を行い、それで研修会をするということで今運んでおります。  実を言うと、この調査委員につきましては、要綱を定めております。要綱の中に、この任用をうたっております。この任用につきましては、地元農業委員の推薦というのが明確にうたってございます。 ◆北口和皇 委員  役員会でも総会でも、要するに農区と協議すると決めていましたよね。農区と実際の協議がなされていない推薦ですので、大農区長からもほかの農区長からも抗議が来ているということで、濱田農業委員会事務局長の方にも出向いていって、その旨は大農区長の方から伝えてあるわけで、選挙に際して、おりていただいた、遠慮して円滑に進むようにということで、御協力いただいた農業委員というのを最優先にして決めましょうということで、役員会でも話をしたと思うんですけれども、大農区長に全く話も通していない、農区との協議はなされていない、勝手に農業委員が選んだ人、それも自分の所島という限られた地域から農業委員も農区補助委員も両方出るということが、皆さんの御理解を得て出るのならともかく、そうではない形でのやはり推薦ということは、非常に今後トラブルの要因になりかねない、もう既にそのような状況になっていますので、農区との協議というのを速やかにしていただくように指導していただきたいと思います。  それは再三再四にわたって濱田局長にも申し上げてきたことでございますので、あした決まるということでは困りますよ。 ◎濱田祐介 農業委員会事務局長  事実、自薦が実は過去にありました、3週間ほど前に。その旨も当該の農業委員にお伝えしまして、自薦された方にも、今、委員がおっしゃいましたように、そういう選考過程を経て、農業委員の方で選んでいただくということになっておりましたものですから、重ねてお伝えしておりますが、そのように処していたわけでございまして、もう一回確認させていただきたいと思います。 ◆北口和皇 委員  農区との協議は一切行われていないということでの陳情で、ぜひこの委員会で、農業委員会が所管としてありますので、あすに向けて、再三再四、大農区長も、農業委員のお宅にお邪魔して、農区の会議を開くように、そこで意見の集約をするようにと言っても、所島という限られたところからだけ農業委員と農区長が出てきているというような強い抗議があっています。  ですから、当初、役員会でも総会でも決めましたとおり、農区との協議をする、これをぜひ決定までの間にやっていただきたいということで、差し戻していただきたいと思います。それは手続上必要なことですので、ぜひやっていただきたい。 ○澤田昌作 委員長  ほかに質疑はございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○澤田昌作 委員長  ほかに質疑がないようであれば、これをもちまして、経済委員会を終わります。                              午後 3時37分 閉会 出席説明員  〔農水商工局〕    農水商工局長   多 野 春 光    農水商工局次長  平 田 義 男    農水商工局次長  下 川   安    首席経済審議員産業政策課長                                 境   信 良    経済審議員    近 藤 修 二    経済審議員兼農商工連携推進室長                                 福 田 栄 拓    企業立地推進室長 村 上 和 美    商工振興課長   田 上 聖 子    消費者センター所長宮 本 眞 介    計量検査所長   中 原 利 博    競輪事務所長   中 津   茂    農業政策課長   金 山 武 史    農林水産審議員(食肉センター担当)   担い手推進室長  田 上 孝 一             大 山   悟    流通消費対策室長 黒 木 秀 範    水産振興センター所長                                 村 尾 重 幸    食肉センター場長 馬 場   聡  〔観光文化交流局〕    観光文化交流局長 坂 本   純    観光文化交流局次長木 下 修 一    観光文化交流局次長中 原 裕 治    シティプロモーション課長                                 井 本 賢 一    シティプロモーション課国際室長     シティプロモーション課             本 山 和 彦    コンベンション推進室長                                 野 中   力    観光振興課長   仙 波 英 明    にぎわい推進室長 藤 田 裕一郎    熊本城総合事務所長松 本 祐 一    動植物園長    本 田 公 三
       動植物園副園長  福 岡 正 博    動植物園観光審議員杉 山 征 治    文化振興課長   松 石 龍太郎    文化振興課埋蔵文化財調査室長                                 宮 崎 由 之    スポーツ振興課長 村 上 誠 也    市民会館長    國 津 直 樹    市民会館舞台事業室長             後 藤 利 之  〔農業委員会事務局〕    熊本市農業委員会事務局長        首席農地審議員兼副事務局長             濱 田 祐 介             千 原   泉    農業委員会事務局西区分室長       農業委員会事務局南区分室長             伊津野 昭 一             桝 本 政 人    農業委員会事務局北区分室長             福 田 孝 行  〔区役所〕    東区役所農業振興課長          西区役所農業振興課長             富 永 博 幸             東 家 桂 樹    南区役所農業振興課長          城南総合出張所産業振興課長             堀 田 幸 洋             森 田 健 次    北区役所農業振興課長             増 田 浩 徳...